ASCO2020※1にて、帝京大学医学部附属病院が進めているALA-PDS※2の研究成果が発表されました。肺がん患者群では、健常ボランティア群に比べ、尿中ポルフィリン代謝物が有意に増加。さらにステージ0又はステージIの早期肺がん患者群においても増加することが確認され、また、PET-CT検査※3で判定困難であった肺がん患者群においても、尿中ポルフィリン代謝物の有意な増加が確認されたことから、ALA-PDSが簡便ながんのリスク予測指標として、あるいは早期診断の補助指標として有用であることが報告されました。
まもリスクはALA-PDSの技術を取り入れたリスク検査Noahを採用しています。
※1 ASCO(アスコ):American Society of Clinical Oncology(米国臨床腫瘍学会)世界最大のがん学会の略称。年に1回開かれるこの会議では、がん医療における最先端技術やエビデンスに関する新しい知見が発表され、世界中からがん専門医が参加され研究結果が発表される。
※2 ALA-PDS:5- アミノレブリン酸(5-ALA 又はALA)がミトコンドリア機能の低下したがん細胞などで、通常とは異なる代謝挙動を示す生物学的特性を利用した、リスクスクリーニングなどに用いられる手法のひとつ。スクリーニング検診は健康状態確認の目安や、より精密な検査等を実施するかどうかの篩分けのひとつとして利用されることが多い。
※3 PET-CT 検査:がん治療で使われる最先端の画像診断装置を使った検査のこと。
1センチ前後の小さながんを見つけることができ、がんの早期発見が得意な検査とされる。
【リスク検査について】
Q1. 「リスク検査」は1度検査をすれば良いのですか?
A1. 「リスク検査」は採尿を行った時のがんのリスク検査を行うものです。生涯にわたってのリスクを予測するものではありませんので、 定期的に「リスク検査」をお受けになることをお勧めします。
Q2. 「リスク検査」を受検すれば、 他のがんに対する検査は受けなくても大丈夫ですか?
A2. 「リスク検査」は、がん検診とは異なり、 尿に含まれるALA代謝異常の指標と酸化ストレスの指標から、 がんのリスクを評価する新しい検査です。他のがんに対する検査と併用することで、がんの予防または早期発見の可能性が高くなると考えられます。
Q3. リスク検査の結果が出たらどうしたらいいですか?
A3. リスク検査の結果で、日頃の生活習慣の見直しに役立てていただければと思います。これをきっかけにがん検診の受検もお勧めしますし、がん予防などを行い健康体質を維持していただければと思います。その指標として、定期的に「リスク検査」を受検していただくことをお勧めします。
Q4. 評価結果が「Cランク」となったら、がんなのですか?
A4. 「リスク検査」は、 がんのリスクを評価するものであるため、「Cランク」となっても、 がんである可能性やリスクが高いということであって、必ずがんであるということではありません。また、「Aランク」となっても、必ずがんではないとは言いきれません。
Q5. 6時間~8時間後の採尿する前に、お手洗いにいってもいいですか?
A5. 問題ありません。問診表にお手洗いの回数をご記入ください。
【がんドック受診サービスについて】
Q1. がんドック費用の上限はありますか?
A1. 上限は毎回20万円(税込)までとなっております。
Q2. 20万円(税込)を超えるがんドックの受診は可能ですか?
A2. 20万円(税込)を超える金額を自己負担いただくことで、受診ができます。
Q3. がんドック費用、20万円(税込)を使い切らなかった場合はどうなるのですか?
A3. 毎年、20万円(税込)に到達するまで何度でもご利用いただけます。
Q4. がんドック受診サービスは、一度利用したらもう二度と利用できませんか?
A4.C判定が出てから、1年以内であれば、予算内に限り繰り返しご利用頂けます。
Q5. がんドックは、どこの病院で利用できるのですか?
A5.提携医療機関でご利用いただけます。提携医療機関に関しては、申込後の自動メールでご確認いただけます。